伊藤・椋平lab. in 地熱学会
2025/10/3
今年度は日本地熱学会 学術講演会で以下の発表を行います。 一大勢力ですね!みなさん日頃の研究の成果を思いっきり発表しましょう!B4の坪井くんは初の学会参加です。
*口頭発表 EGS II 10/21 11:00 ~ 12:00A09 せん断増粘流体を用いた多方向水圧破砕の個別要素法によるメカニズム解析 ○和田 琉 1,椋平 祐輔 2,石原 真吾 3,渡邉 則昭 1,伊藤 高敏 2(1 東北大・環境,2 東北 大・流体研,3 東北大・NICHe)
シミュレーション I 10/22B21 応力場が亀裂ネットワーク形成および坑井生産性に及ぼす影響に関する検討 ○岩﨑 理史 1,手塚 和彦 1,伊藤 高敏 2(1JAPEX,2 東北大)
貯留層評価・管理 10/23 13:00 ~ 14:30A26 スラリーによる流路閉塞現象の実験的評価 ○金子 寛仁 1,椋平 祐輔 1,渡邉 則昭 2,田村 諒太 2,野々山 貴行 3,大島 逸平 1,石原 真吾 4,久志本 築 5,加納 純也 5,伊藤 高敏 1(1 東北大・流体研,2 東北大・環境科学, 3 北大・先端生命科学,4 東北大・NICHe,5 東北大・多元研)A30 地熱地域の微小地震を対象とした ETAS 解析における解析時間窓の影響 ○青栁 直樹 1,岡本 京祐 1,椋平 祐輔 2,浅沼 宏 1(1 産総研,2 東北大)
*ポスター発表
P02 機械学習による微小地震クラスタリング手法の検討 ○坪井 亮哉 1,椋平 祐輔 2,川人 崇央 2,岡本 京祐 3,浅沼 宏 3(1 東北大・工,2 東北 大・流体研,3 産総研)P05 せん断増粘流体による岩石の多方向破砕メカニズム ○徳竹 康太 1,末吉 和公 1,渡邉 則昭 1,椋平 祐輔 2,宇野 正起 3(1 東北大・環境,2 東北大・流体研,3 東京大・理)P07 機能性流体による誘発地震抑制の試み Lu Wang1,○椋平 祐輔 1,矢部 康男 2,澤 燦道 2,武藤 潤 2(1 東北大・流体研,2 東北大・理)P62 九重地域の熱水系解明に向けた連続微小地震の震源決定 ○瓜生 健浩1,池田 達紀1,椋平 祐輔2,Dian Darisma3,川人 崇央2,岡本 京祐4,北 村 圭吾 1(1 九大院・工,2 東北大・流体研,3Syiah Kuala 大学,4 産総研)
工明会大運動会2025
2025/9/27
こんにちは、M1の川人です。Field Tripの投稿に引き続いての登場です。
Field Tripの翌日、9/19に毎年恒例の工明会大運動会に参加してまいりました。例年通り、環境科学チームでの出場です!
伊藤研は大方のメンバーがフットサルに出場し、B4の坪井くんと椋平さんはリレーにも出場しました。川人はeスポーツ(マリオカート8DX)のみの出場となりました。フットサルとeスポーツは勝ち上がることができませんでしたが、リレーは学生リレー(坪井くん出場)3位、ミックスリレー(椋平さん出場)2位と大健闘でした!
今年の環境科学チームは、総合3位と昨年に引き続き苦杯を飲むことになりました。来年こそは再び総合優勝を目指したいものです!
Field Trip @秋田県湯沢市
2025/9/22
お久しぶりです、M1の川人です。9/17-18で研究室旅行に行ってきました。今回の見学先は、秋田県湯沢市、日本有数の地熱地帯です!
まず初めに訪れたのは佐藤養助商店。地元の名産たる稲庭うどんのお店です。今回は二味天せいろをいただきました。美味しすぎて替え玉まで頼んでしまいました!
この次に訪れたのはジオスタ☆ゆざわ。湯沢市の郷土資料が展示されている資料館です。
元々は学校だった建物を改装しており、綺麗な木造建築の中に様々な資料が展示されています。その中に地熱発電に関する資料が展示されており、学芸員の方の案内の下、湯沢市における地熱開発の概要を学んだり、掘削に用いられる工具などを見学したりしました!
お次は小安峡大噴湯です。ここは地熱貯留層が露出しており、き裂から熱水や蒸気が噴出している様子を間近で観察することができます。入り口はなんてことない公園のようです。
長い長い階段を下っていきます。
下っていく途中で対岸に見えた露頭です。平行にたくさんのき裂が入っているのがわかります!
下りきったらとてつもない量の蒸気が見えてきました。
大量の蒸気にまみれながら記念撮影しました!
この蒸気大量発生地帯では、き裂から熱水が勢いよく噴き出していました!
「我々の研究対象とする地熱フィールドの地下ではこんなことが起こっているんだ!」と驚嘆していました。物理的なイメージがしやすくなり、良かったです!
1日目の見学が終わり、宿泊先であるとことん山キャンプ場に向かいました。ここにはいくつかのコテージがあり、今回はそのうち3つを貸し切っての宿泊となりました。見学の合間にスーパーに寄ったときに買っておいた食材を使い、みんなでバーベキューもしました。雨の中でしたが、協力して火をおこしたり食材を準備したりして、楽しい夕食になりました!
M2の先輩が横手焼きそばを作ってくださいました!
お風呂に入った後は、コテージで大宴会を開きました。普段とは違った雰囲気の中で、腹を割った話をできました!
夜が明けて、2日目になりました。2日目の見学先は木地山地熱発電所です。ここでは地熱発電所を造るための掘削作業が行われており、実際の掘削現場を間近で見ることができました!
長くなってしまいましたが、以上が研究室旅行の内容でした。今回、我々が研究対象とする地熱フィールドを回りましたが、現場を実際に見学することで具体的なイメージを持つことができたため、非常に有意義だったと感じています。また来年も行きたいですね!
今回の研究室旅行に際し、ご協力いただいた佐藤養助商店、ジオスタ☆ゆざわ、とことん山キャンプ場、東北自然エネルギー株式会社のみなさま、本当にありがとうございました。
B4 & M2 院試壮行会
2025/8/22
こんにちは、M2の水本です。
もはや四季はどこへ行ってしまったのかというぐらい寒と暖の二極化が進んできました。この中でも、来週には、伊藤研のB4は修士課程が、M2の方々は博士課程の試験が。
受験には勝つ !ということでカツ 丼を食べながら研究室恒例の壮行会を行いました。M2はもともと筆記試験がありませんが,B4も筆記試験免除という優秀ぶりを発揮しています。面接は乗り切ってくれるでしょう。後輩たちにノウハウを引き継いでいました。午後には、血糖値の急上昇に耐えながら各自の研究を行っています。
今年もカツ丼は、かつどんのかつどんやでオーダーしたものでした。
https://katsudonya.sakura.ne.jp/
オープンキャンパスに参加しました
2025/8/22
こんにちは!M2の和田です。
伊藤研も7/30, 31の2日間にわたり、東北大学のオープンキャンパスに参加しました。
オープンキャンパスは川内・青葉山・星稜の3キャンパスで実施される毎年恒例のものです。
伊藤研は片平キャンパスの流体研にありますが、「エネ環(機械知能・航空工学科,エネルギー環境コース)」の仲間として、青葉山キャンパスの環境科学研究科研究棟でブースを設置し、来場者に研究内容や大学生活の紹介を行いました。
今年はポスターを刷新し、配布用のA4パンフレットも100枚用意して、気合を入れて取り組みました。
足を運んでくださった皆様、ご来場ありがとうございました!
伊藤研は10月の「東北大学附置研究所等一般公開 片平まつり」にも参加する予定です!
ぜひ遊びに来てください!!
M2 金子氏 JAPT作井部門において優秀発表賞(ポスター発表)を受賞!!!
2025/6/27
M2の和田です。私がアメリカに行っている間に金子くんがJAPTでポスター賞を受賞していました!以下、受賞者スピーチです。
和田君からバトンを受け取りました、M2の金子です! 先日、朱鷺メッセ(新潟市)で開催された石油技術協会の春季講演会に参加してきました。 私は作井部門でポスター発表を行い、企業や大学の方々から多くの質問を頂き、大変有意義な時間となりました。学会の最終日に表彰式があり、優秀発表賞を頂くことができました(伊藤研では昨年の和田君の受賞に続き2年連続となります!)。
金子 寛仁 氏(地殻環境エネルギー研究分野 博士前期課程2年)が石油技術協会春季講演会 作井部門において石油技術協会優秀発表賞(ポスター)を受賞(2025年6月12日) – 東北大学 流体科学研究所
さて、新潟市には”バスセンターのカレー”と呼ばれる名物カレーがあることはご存知でしょうか。 このカレーは万代バスセンター内にある立ち食い屋さんの1メニューなのですが、”安くて、うまい”と人気だそうです。 私もトライせねばと早速、学会当日のお昼にお邪魔してきました。 到着早々、かなりの行列に遭遇しリタイアしかけましたが伊藤研魂で踏ん張り、何とか名物にありつくことができました。 量はかなり多く(普通盛で学食カレーの1.5倍くらい)、お味は”The 家庭的”という感じで汗だくになりながら大変美味しく頂きました。 皆さんもぜひご賞味あれ!
ARMA 2025 @Santa Fe, New Mexico
2025/6/20
Ito-lab delivered the following presentation at ARMA2025
Poster Presentation
0279 – An exploratory study for the feasibility of STF in modifying the fault friction 5:15 PM – 6:15 PM, Mon Jun 9, 2025 (GMT-6) Yusuke Mukuhira
0070 – Investigation on the mechanism of multi-directional fracturing with shear thickening fluid by DEM 5:15 PM – 6:15 PM, Tue Jun 10, 2025 (GMT-6) Ryu Wada
M2和田です。准教授椋平さんの引率で、京都大学助教の澤山氏、渡邉研M2徳竹くんと共に59th U.S. Rock Mechanics / Geomechanics Symposiumに参加してきました。場所はニューメキシコ州の州都サンタフェ。歴史的な街並みをもつ静かな観光都市です。穏やかな街で穏やかに進むはずだった私の初めての海外学会は、初日から波乱の幕開けとなりました。
羽田発のフライトに搭乗するもなかなか飛び立たず、1時間程度の遅延でロサンゼルスでのトランジットを逃しました。自動で振り替えられたフライトは予定の10時間後。ロサンゼルス観光の機会を得たのは幸運でしたが、中心部ではまさかのデモ発生。学生’sはサンタモニカでしばらく海を眺めて、すぐに空港に戻りました。
アルバカーキ空港に現地時間22時頃に到着し、小さなバスに揺られてサンタフェへ。宿泊先に到着したのは0時ちょうどでした。活動時間30時間を超えてやっとたどり着いた民泊でしたが、歩行者用の門が開かない。通知されていた暗証番号のどれを試しても全く開きません。15分ほど試行錯誤したところで、自動車用のゲートは開けられることが判明。一度地下に降りてガレージから住宅地内に入り、やっと家に着くことができました。私は翌朝8時からのShort Courseに向け、長距離移動の疲労を回復しに床(ソファ)へ就きました。
ポスターセッションの日は、実験を担当する徳竹くんとシミュレーションを担当する私のポスターを運良く隣り合わせで掲示することができ、訪れる人々に時間いっぱい説明しました。途中、研究指導教員と顔見知りの研究者に15分ほど拘束され、最終的にはポスター発表を乗っ取られかける(澤山氏 談)ハプニングもありましたが、無事に発表を終えることができました。
学会期間中の食事は、朝はスーパーで買い出しした食材で簡単に済ませ、それ以外はほとんどニューメキシコ料理を食べていました。学会会場で提供される昼食も毎日ニューメキシコ料理でした。
朝食(左)とニューメキシコ料理(右)
ARMA2025を終えたあとは、Los Alamos National Laboratoryの研究室訪問を行いました。米国の防衛も担う研究所への訪問にはヘビーなペーパーワークが必要でしたが、椋平さんが流石の手腕で捌き切ってくださり、宿泊予定なども変更してやっと叶った見学でした。下の写真は、道中のCamel Rock (左) とマンハッタン計画の関連資料を展示するロスアラモスのBradbury Science Museum (右) です。
最後はメサの広大な地形をドライブし、ネイティブアメリカンの住居跡 (下図) を見学して出張を締めくくりました。
…なお帰りのフライトも、1時間遅れて搭乗開始、搭乗してから2時間待たされました。
アメリカの何たるかを大いに味わえた一週間でした (合言葉は “TIA (This is America)”)。
STF fracturing in media
2025/6/3
椋平准教授がJST創発的研究事業で進める研究の成果が,以下のメディアで公開されました。 ▼JSTnewshttps://www.jst.go.jp/pr/jst-news/ NEWS&TOPICSページへの掲載となります。
▼ASCII.jp https://ascii.jp/serialarticles/3001208/ 科学技術振興機構の広報誌「JSTnews」の一部です。