ARMA 2025 @Santa Fe, New Mexico
2025.06.20a
Ito-lab delivered the following presentation at ARMA2025
Poster Presentation
- 0279 – An exploratory study for the feasibility of STF in modifying the fault friction
5:15 PM – 6:15 PM, Mon Jun 9, 2025 (GMT-6)
Yusuke Mukuhira - 0070 – Investigation on the mechanism of multi-directional fracturing with shear thickening fluid by DEM
5:15 PM – 6:15 PM, Tue Jun 10, 2025 (GMT-6)
Ryu Wada
M2和田です。准教授椋平さんの引率で、京都大学助教の澤山氏、渡邉研M2徳竹くんと共に59th U.S. Rock Mechanics / Geomechanics Symposiumに参加してきました。場所はニューメキシコ州の州都サンタフェ。歴史的な街並みをもつ静かな観光都市です。穏やかな街で穏やかに進むはずだった私の初めての海外学会は、初日から波乱の幕開けとなりました。
羽田発のフライトに搭乗するもなかなか飛び立たず、1時間程度の遅延でロサンゼルスでのトランジットを逃しました。自動で振り替えられたフライトは予定の10時間後。ロサンゼルス観光の機会を得たのは幸運でしたが、中心部ではまさかのデモ発生。学生’sはサンタモニカでしばらく海を眺めて、すぐに空港に戻りました。
アルバカーキ空港に現地時間22時頃に到着し、小さなバスに揺られてサンタフェへ。宿泊先に到着したのは0時ちょうどでした。活動時間30時間を超えてやっとたどり着いた民泊でしたが、歩行者用の門が開かない。通知されていた暗証番号のどれを試しても全く開きません。15分ほど試行錯誤したところで、自動車用のゲートは開けられることが判明。一度地下に降りてガレージから住宅地内に入り、やっと家に着くことができました。私は翌朝8時からのShort Courseに向け、長距離移動の疲労を回復しに床(ソファ)へ就きました。

ポスターセッションの日は、実験を担当する徳竹くんとシミュレーションを担当する私のポスターを運良く隣り合わせで掲示することができ、訪れる人々に時間いっぱい説明しました。途中、研究指導教員と顔見知りの研究者に15分ほど拘束され、最終的にはポスター発表を乗っ取られかける(澤山氏 談)ハプニングもありましたが、無事に発表を終えることができました。
学会期間中の食事は、朝はスーパーで買い出しした食材で簡単に済ませ、それ以外はほとんどニューメキシコ料理を食べていました。学会会場で提供される昼食も毎日ニューメキシコ料理でした。


ARMA2025を終えたあとは、Los Alamos National Laboratoryの研究室訪問を行いました。米国の防衛も担う研究所への訪問にはヘビーなペーパーワークが必要でしたが、椋平さんが流石の手腕で捌き切ってくださり、宿泊予定なども変更してやっと叶った見学でした。下の写真は、道中のCamel Rock (左) とマンハッタン計画の関連資料を展示するロスアラモスのBradbury Science Museum (右) です。


最後はメサの広大な地形をドライブし、ネイティブアメリカンの住居跡 (下図) を見学して出張を締めくくりました。

…なお帰りのフライトも、1時間遅れて搭乗開始、搭乗してから2時間待たされました。
アメリカの何たるかを大いに味わえた一週間でした (合言葉は “TIA (This is America)”)。